1997-02-24 第140回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号
参考人の中には、また先ほども若干ありましたが、ソ連崩壊後のアメリカは安定保障装置であって過剰介入の危険の減退したアメリカの圧倒的な力を、アジア太平洋の秩序構造として活用するという御意見がありました。しかし、私は鷲見友好参考人が指摘したような、今日のアメリカのならず者国家戦略に込められた意図を事実に基づいて見極めれば、決してそういう評価にはならないと考えます。
参考人の中には、また先ほども若干ありましたが、ソ連崩壊後のアメリカは安定保障装置であって過剰介入の危険の減退したアメリカの圧倒的な力を、アジア太平洋の秩序構造として活用するという御意見がありました。しかし、私は鷲見友好参考人が指摘したような、今日のアメリカのならず者国家戦略に込められた意図を事実に基づいて見極めれば、決してそういう評価にはならないと考えます。
先ほど、日米安保再定義の問題でその前提にお考えとしてあるということで、ソ連崩壊後の今日、アメリカが安定保障装置の役割を果たしているという認識があるとおっしゃったんですけれども、果たしてそうなのかということについてちょっと伺いたいというふうに思うんです。